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16日の作業は長袖、軍手、運動靴の服装だったが体中が痒く、手はぼつぼつだらけで酒を飲んで、風呂に入ったから痒くて寝られなかった。
どうやら、椿にやられたらしい。東京に帰ってきても痒いので会社の近くの皮膚科に行くと「あぁーこれは草かぶれでしょう」と簡単だった。
飲み薬と軟膏を処方され薬屋を指示されたが私の家と反対方向なので自宅近くの薬局でもらおうとして何件か行ったが所定の薬は無いとのこと。
東邦大学病院の周りなので沢山調剤薬局があるが大きいところへ行っても無い、結局また会社近くまで戻る羽目になってしまった。
教訓、人のいうことは聞こう、自分勝手で判断しては回り道になることもあるんだ。
今日は、休館日にして工事作業が入っている。我々は、植木の剪定を始める。やってみれば結構得意とする人もいて仕事ははかどった。
半月前は、私、支配人、事務長と出向者だけがやっていた作業だが多くの人が出てきれいになった。
出向者が偉く、その人たちの顔色で長く作業していた人々が多いため改革は難しいが、提案箱に意見等が入ればすぐ文書で回答しできるものは、すぐやるようにしてきたが自分たちの意見も組み入れられるんだという空気は出来つつあるようだ。
プロパーの人がここでは一番重要なんだということが言葉でなく本当に理解されるのには時間が掛かりそうだが一歩一歩進めよう。
この旅館の課題は三つある。1、特徴ある旅館づくり 2、リピーターのより一層の確保づくり 3、経費、作業の効率化 以上の三点である。なんとか今年はこれに集中した作業をするのが私の課題だ。
京急電車の走ってないところだから一円でも利益を出しグループの足を引っ張らないようにしないと何時クローズになるか解からない。こんな時勢に多くの失業者を出せない。
従業員にも夢をもってもらい頑張って旅館を盛り上げなければならない。やっと従業員もやる気を出してきたようだ。来月から配布する竹炭をお客様の靴用消臭に家庭でも利用できそれがお土産になる「竹炭くん」を従業員が暇な時に作るようになってきた。
何ヶ月かかったのだろうか。半年前赴任したときは、植木は、業者、是は、他の人の仕事、是は、私の仕事と分業ならぬ役所みたいになっていた。
みんなが一丸となって盛り上げないとこんな旅館は簡単になくなるしお客様も気がつく。
少しづつだが一歩前進したようで今日はうれしい。
大相撲九州場所で京急ホテルの幟をたてた。ポケットマネーで幟を作り終わったのでホテルの庭先に立てたら小さな町だから話題になりいつおすもうさんが来るのかとか何をするのかと旅館組合、近所の人、タクシーの運転手、果ては従業員が飲みに行った先とたったこれだけで話題になった。
さぁ これから料理の中に高砂部屋風ちゃんこ鍋を出そう、しかし、調理場が戸惑っている。親方の了承も取れているし、まず京急グループの人の宿泊から始めようとセールス用ちらしを作成もう強引にでも話題があるうちにスタートしよう。
27日には、朝乃若関もくることだしここでいっきに昨年並みのグループ社員の送客を確保できないと2月、3月も負けてしまう。
朝食はされたようだがその後、一眠りされたようだ。11時になっても出てこない、先日、高円宮殿下が心臓停止で急死。夜中まで幹事さんで張り切っていた社長、朝早くからの今年一番の寒さの中のゴルフをされ、もしやと悪い想像が働く、何度か隣の部屋から音がするか確認をするもだめ、ガマンできず支配人にコーヒーを運ばせた。
生きていた。良かった。何にもないそぶりで玄関よりお見送りをしたが、どっと疲れた。
朝、お客様のお見送りをした後、ご主人が手入れをしていたので挨拶がてらお話をした。盆栽が趣味でその人の先生を遠くからお呼びし当旅館をご利用してくれているとの事。
ここにも、お客はいたのだ。近所は、いろいろクレームばかり頂戴していると聞いていたが、どこでもお客になる土壌はあるものだ。
「こんな待遇をされたのは初めてだ。どうも有難う、お名前は、責任者に君のことを言っておく」私が社長だとは言えず、いえ結構です、有難うございましたと下がる。
施設が対応できなければ人がチエを出す、これで、あの女中は少しは勉強になったかな。
翌日出棺、火葬が告別式かと思ったら数日後寺で告別式を執り行うとのこと、また、正座をしなければならないのかと思うとゾットする。
生活がテーブル椅子になり正座の機会が少なく足が弱っているのか修行が足りないのか苦痛に感じる。旅館も和室が本当に良いのか、くつろぐには、畳、寝るのはベット、食事も和室なら掘り炬燵タイプ、食堂になるのは時間の問題のような気がする。
今のベットルームの広さでは、くつろぐには適さない。風呂に入って腹からファーと息をするのもくつろぎ、畳の部屋で足を伸ばしているのもくつろぎ、友人と炬燵でみかんでも食べながら話すのもくつろぎ、その人、その場によって違ってくる、アルファ波が出ていれば良いのか、段段解からなくなってきた。
お客様は、くつろぎを求めているのだが消費金額との折り合いもあり、店との駆け引きになるのかキツネと狸の化かしあいにならないようにしたい。
同じ平日、同じ人数で料金が平気で違う。お客には、部屋が違う、料理が違うと言っているが、料理はそんなに変化をつけられないし部屋はほとんど同じだ。力の強い人?が勝つ。
裏が段段わかってくると悲しくなる、料理も地のものと言いながらどこの物だか解からないし、(魚にも野菜にも書いてない)手づくりといいながら半製品の業務用。
オーイこんな事で本当に良いのか。少なくても笑顔だけはと思ってもお見送りをすればすぐ今のお客を忘れてしまう。
まだ来ない、まだ来ないとフロントに問い合わせがくる。お客を心配しているのか、早く帰りたいのか解からなくなる。1番お客が焦っているのに、料理を戻そうか、てんぷらは、もう揚げていいかの心配、一番最後の布団敷きの番頭も地に足が着かない。電話はあったか、今はどこかの問い合わせばかり。
時間どおりにいかないのがこの商売。何年やっているんだと密かに思う。
当然、相手とは連絡がつかない。結局、来なかった。食事の無駄、翌日の電話では忘れたとの事、もっとひどいのは、違う旅館のつもりで予約して違う旅館へお客は行き、その旅館が受けてしまう。小さな温泉場、少ない客の取り合いなのである。
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