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いつ旅に出るか、「今でしょ。」は古いですが日程は大事です。6月にというと梅雨時だからと敬遠する友人が多い。
行楽に適する季節は春と秋が頭に入っているからだろうか。梅雨時期といっても毎日雨が降っているわけでなく快晴は少ないかもしれないが意外に雨の日はそんなに多くない。
電車・列車に乗る旅の私には少々の雨も苦にならない。観光シーズンは予約が取りにくい、大浴場が混んでいたり、料金が高い時期に泊まるより「一般の人」が避ける梅雨時期が好きです。
雨上がりの朝の靄がかかったり、霧が一面に立ち込めるなど幻想的で好きです。
お城では伊賀上野の早朝の散歩では古い町並み一面が霞んで今にも横町から忍者が出てくるんではと思ったりします。伊賀上野城の高石垣から下を見ると靄で霞んで足が震えます。岡山高梁の備中松山城の途中からは眼下の街一体が霧がかかり日本ではないような幻想的でした。天空の城として竹田城だけが脚光を浴びていますが他にも色々あります。
宮崎えびの高原の白鳥温泉途中で見た虹は今までで一番大きく鮮やかだった。北秋田阿仁前田ではガタンゴトンと秋田内陸鉄道のマッチ箱の列車が山あいの靄の中から出てきたりします。
梅雨時は蛍が飛ぶ時期でもあり「今日は見られますよ。」と宿の人に誘われたり、宮崎小林市の山が動くようなホタルは一見の価値があります。また北海道には梅雨がなくこの時期にいっぺんに花が咲き乱れます。
暑い夏より寒い冬より観光シーズンと言いながら台風の来る秋より梅雨時が好きです。植木鉢の水切れも心配がいらなく安心して3泊位の旅ができます。
現代日本の美術・工芸・ものづくりとして増上寺の光摂殿・増上寺会館で18日から20日まで開催されました。
今回は私が絵画を買い求めるきっかけのサラリーマンコレクター山本冬彦氏が絡んでいるので時間もあり天候も良かったので今回も自宅から浜松町の増上寺へ自転車で訪問。
何度か増上寺へは来ていますが今回の本堂左横の光摂殿の中は初めて入りました。大広間の天井には120名の日本画画家の作品がはめこまれています。此れが見れて一応満足。
今回の展示の内容目的がが今一解らなかったのですが若い作家さんが色々な作品を販売しています。
増上寺の徳川将軍霊廟には今は纏められて6代の将軍、正室、側室などの墓があります。今回は土日という事で解放されています。(500円)
帰りに三田のビル裏の広大な芝桜と港区郷土資料館へ浮世絵が展示されているか行ってみましたが浮世絵はなし。代わりに明治5年の鉄道開通時の新橋の駅舎風景の写真が。
帰りは雨が降りそうな曇り空になり気温も下がり自転車には肌寒かった。約4時間の自転車の散策でした。
みなとみらいの横浜美術館では開館25周年記念展覧会として「魅惑のニッポン木版画展」を5月25日まで開催中。
幕末・明治から現代までの新たな木版画を展示しています。幕末から明治に入ると木版画の代表である浮世絵は西洋から入ってくる新しい印刷技術、写真などから衰退していきます。
最後の絵師として月岡芳年が挙げられます。鬼若丸の絵はパッと見、国芳かと思いましたが芳年の絵です。芳年は月百などの綺麗なシリーズ物がありますがどうも残酷物のイメージが強い。
光線画として石版画などでも描いた小林清親が一時脚光を浴びますが清親はその後光線画は描かなくなります。今回展示は少なかったが横浜絵など外国からの絵具を使った明治維新後の風景を描いたものが主流になりますが此れも長く続かず。
浮世絵は絵師、彫師、摺師の分業ですがそれを一人で行う「創作版画」という芸術観を高め作者の個性が直接反映される運動が山本鼎、石井柏亭などから始まる。織田一磨、恩地孝四郎、何方かというと銅板画の長谷川潔などにつながる。
逆に昔の絵師、彫師、摺師による渡辺庄三郎プロデュースによる「新版画」が出てきます。川瀬巴水、橋口五葉、伊東深水などの画家を使い新しい版画運動が始まります。
その後は竹久夢二、棟方志功などへと繋がっていきます。また現代作家は抽象画的な版画へと。
また大正時代には外国人が日本の木版画に憧れ訪れ素晴らしい作品を作っていたり、萬鉄五郎、岡田三郎助の絵の版画、一枚しかなかったが平塚運一の版画などは興味深い。
展示点数は多いのですが絵画と同じ抽象的な作品は私には良く解らない。単純な白と黒だけの木版画、浮世絵のような多色刷の綺麗な風景画などに目が行ってしまう。入場料1100円
この所穏やかな過ごしやすい日が続いています。関内の横浜球場がある地域が横浜公園だそうで此処にチューリップが沢山植えられています。ママリンの写真のお伴で来ました。
私は写真撮りを見ていても手持ち無沙汰ですから此処から駅でいうと2つ戻る桜木町駅近くの横浜美術館へ散策がてら向かいます。
横浜第二合同庁舎?、横浜ワールドポーターズ
係留されている日本丸、4月29日には帆を上げるようです。
横浜みなと博物館、残念ながら19日から開館25周年記念展「船の旅と横浜港」で明治の横浜絵などもあり見たかったが残念。
日本第二位になってしまったが横浜ランドマークタワー此処からの眺めは素晴らしい。夜はジャズを聴きながらいっぱいは良かったが最近はご無沙汰。
ランドマークの裏が「横浜美術館」幕末、明治からの木版画の展覧会が開催中。「魅惑のニッポン木版画」展へ。
今月の本館のテーマ「博物館でお花見を」に沿った浮世絵が展示されています。風景画として遊女、役者が桜を愛でたり桜の演目だったりします。
また今回は肉質画が5点、水野盧朝(ろちょう)、弄春斎栄江(ろうしゅんさいえいこう)、川又常行、鳥橋斎栄里(ちょうきょうさいえいり)藤川吉信など初めて聞いた名前だったり見た作品でした。
「桜下美人図」水野盧朝紙本着色 藤川吉信「桜下四代目市川竹之丞と二代目三条勘太郎」細版漆絵
鳥居清長「江都花十景・飛鳥山」の顔のアップ歌川豊国「花筏」の顔のアップ
鳥文斎栄理「大もんじや内たが袖」葛飾北斎「桜の下山姥金太郎」
歌川広重「六十余州名所図会・因幡 加路小山」川又常行「桜下遊女と禿図」
弄春斎栄江「花見二美人」二代目鳥居清元「遊女道中図」
上の4枚は摺の妙で下に型を入れてから摺って浮き上がらせたり、枝の間から桜の葉が見えます。絵師の器量、彫師の技量、摺師の技とそれらを指示し束ねるプロデューサーの版元の4人の結晶の芸術なんでしょうか。
まぁ当時は芸術とは誰も思っていなかったんでしょうが粋を感じます。毎回新しい発見の展示です。
東京国立博物館本館全体が今月は「博物館でお花見を」というタイトルで各コーナーが桜、花見をテーマにした作品を展示しています。私個人は浮世絵コーナーがメインですが他のコーナーを一部紹介します。
10室衣装
小袖に桜などの刺繍、とても大きい袱紗にも。このコーナーには浮世絵も展示されています。
13室
色絵の透かし鉢、鍋島物などが展示
8室
平安時代の土佐派の屏風、長きにわたり朝廷の御用絵師、代々世襲し土佐光信の時代が最盛期。土佐光吉筆「源氏物語(花宴)。
住吉派 徳川幕府の絵師として江戸におけるやまと絵系画派集団。住吉具慶筆「観桜図」
狩野派 室町中期から江戸末期、狩野正信を祖として信長、秀吉、徳川将軍などの絵師集団。狩野養信筆「源氏物語絵合」
隣の平成館で建仁寺展が開催中で俵屋宗達の国宝「風神雷神図」が展示されているので此方では尾形光琳の重文「風神雷神図」が展示。風神雷神図屏風は多くの絵師が模写し有名な物は酒井抱一、鈴木其一の風神雷神図屏風があります。
博物館の中庭も今回は解放されています。幾つかのお茶室ではお茶がいただけます。もう桜も散り落ち着いた雰囲気です。この庭は元々は寛永寺の庭だったようです。
東京国立博物館本館へ来ましたが今日は時間もあり暖かく東京国立博物館近くを散策。
元京成本線「博物館動物園」駅、平成16年に正式に廃止、ホームも現存して電車の走る音が聞こえる。
東京芸大の奏楽堂(昔の東京音楽学校時代のの木造音楽ホール、前は木曜日に芸大音楽部のコンサートがあった)、東京芸大美術館
東京芸大
芸大と京成の元駅舎の間を入ると国際子ども図書館、国立国会図書館の付属で横には子供像と小泉八雲のレリーフが
こども図書館の裏側左に廻ると寛永寺の恨本中堂、寛永寺は徳川家光が天海に与えたお寺で此処に徳川将軍6人が眠る。上野戦争で大半が焼失、江戸時代は現在の上野の山の大半が敷地としていたが明治政府になって十分の一に、その為消失を逃れた施設が上野の山の中に点在している。
本堂は消失したため川越の喜多院の本堂を移築したもの。下の写真は綱吉の墓地。此処には天璋院章姫の墓もあるようです。
下は尾形光琳の弟で書家、画家、陶芸家の尾形乾山の記念碑
寛永寺の鐘楼ですが増上寺、浅草寺、寛永寺の時の鐘として有名な鐘楼は此れではなく精養軒近くの鐘が時の鐘。
小一時間散策とても気持ちの良いスタートです。さぁ東京国立博物館へ。
高輪に住んでる昔からの友人に用が出来、菩提寺から旧東海道の三原通りを抜け品川宿を通り品川へ自転車で向かう。この所暖かい小春日和で自転車も気持ちが良い。
菩提寺も染井吉野が終わり八重桜が咲き始めました。
三原通りには江戸時代からのお店が何軒もあります。安倍川もちの餅甚、宮内庁御用達の海苔の松尾。此処ではまだ新しいがもう百年以上の老舗天ぷらの天仲。近くのマンションには鯉のぼり。
江戸時代処刑場で有名な鈴ヶ森処刑場跡。現在も張付けの跡などがあります。蕎麦がうまい鮫洲の老舗吉田家。
江戸六地蔵、洋行帰りの鐘の品川寺(ほんせんじ)第一京浜沿いの海晏寺は岩倉具視、福井の松平春嶽などのお墓がある。桜もきれいだが此処は秋の紅葉でも有名。近くには土佐の山内容堂の墓も。
目黒川沿いの桜がきれいだった海中渡御のかっぱ祭の荏原神社、なぜか途中忍者出現?
北の天王さまの品川神社、裏には板垣退助夫妻の墓がある。元祖しながわ巻(せんべい)の「あきおか」
商店街もイベントをやって大にぎわい
八つ山橋には昔の橋の親柱、中々開かない京急の踏切向かいは御殿山もう道なりで品川へ到着。
近代的な建物と昔ながらの建物が交差する品川でした。
先月福井の若狭で戴いた小鯛の笹漬けがまた食べたくなり日本橋三越に買いに出かけました。
日本橋三越本館前に置かれているライオン像が今年100歳になるそうで三越では色々ライオンにちなんだ商品販売などが行われています。
大正3年(1914年)イギリス製、ロンドンのトラファルガー広場のネルソン記念塔の獅子像がモデルだそうです。「勇気と気品、度量の象徴」だそうですが現実は待ち合わせ場所の目印になっています。
また熊本のお菓子屋「香梅」が作ったチョコレートによるライオン像もありあたり一面にチョコレートの良い香りが漂っています。
変わった商品は金のライオン像、金の大判のライオンなども販売中。金額は100歳にかけ100万円に消費税だそうです。
本館斜め前にはコレド室町2,3がオープンしています。たまに戴くうなぎの伊勢定。
日本橋三越には沢山のライオン像が展示されています。
こちらは上野の東京国立博物館の表慶館前のライオン像。
日本橋丸善3階ギャラリーで浮世絵展が開催されています。江戸末期、明治に摺られたオリジナル浮世絵で200点、それも展示即売するとの事です。
浮世絵は美術館でお金を払って見ていますが丸善という老舗が展示販売という事で楽しみに出かけました。出展作家は歌麿、広重、北斎、国芳、国貞などビッグネームです。
一枚物、二枚、三枚続物などが展示されています。保永堂版東海道五拾三次のばらしたもの、今川崎砂子の里で展示している六十余州ものなど沢山あります。完品に近いものは大体100万以上、あまり人気がなかったものなどが70,80万。
一番安いもので8万円程度、骨董市、浮世絵専門古書店、インターネットオークションなどでは見たことがありますが老舗の店での現実に値札が付いた浮世絵は初めて見ました。ちょっと興奮の1時間でした。
丸善の有名な早矢仕ライスを戴き日本橋を少し散策して銀座まで歩いてギャラリー枝香庵でお茶を戴き帰宅。
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