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錦絵誕生250年春信一番写楽二番と言うタイトルで6月20日から8月16日まで日本橋の三井記念美術館で開催中。
春信一番写楽二番というからタイトルは兎も角写楽作品が沢山展示かと思いノコノコ出かけました。フィラデルフィア美術館から来ているのは11枚だそうで前期は6枚展示されていました。保存状態はそれほどでもないが今年は東京国立博物館、ボストン美術館、川崎砂子の里資料館、三鷹市美術ギャラリー以来かも。
春信、写楽かと思えば展示は浮世絵の歴史に沿って展示されています。最初には鳥居清信、清倍、奥村政信などから始まります。
錦絵の誕生として鈴木春信作品が多数展示されています。尤も浮世絵は絵師が描く一点物の肉筆画から多くの人に渡るために版画として墨絵、紅絵、漆絵、そして紅摺絵となり数寄者の集まりの暦交歓会から鈴木春信らから木版多色摺りが出来、彫師、摺師の技術発達と相まって錦絵と呼ばれる世界的にも素晴らしい浮世絵が誕生。
八頭身美人の鳥居清長、大首絵の美人画喜多川歌麿、突然出現すぐ消えるデフォルメされた役者絵の写楽など個性豊かな絵師が登場。
天保期に入ると美人画、役者絵に風景画が加わり北斎、広重のシリーズ物が大好評を博す。また武者絵、戯画、風刺画なども人気になる。といった流れが良く解ります。
今回初めて見たのが上方の浮世絵で墨絵に着色したい部分に合わせ渋紙を切り刷毛で塗ると言う合羽摺と言う技法だそうです。後期は7月22日からだそうで時間があれば見に行きたいと思う。
明治に入り岡倉天心などの活動、西洋の人の感心により多くの日本美術が浮世絵に限らず海を渡っているが今では戦災で焼けなかったので良かったと思うようにしています。今回のフィラデルフィア美術館には浮世絵が4000点以上収蔵されているようです。
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