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池上線は五反田・蒲田間10.9Kの短い路線です。駅数15、ワンマン運転で3両編成、全線普通電車。大正11年池上本門寺参拝輸送を目的にした池上電気鉄道を昭和9年に買収した路線。品川区から大田区の住宅地を走る路線。
池上線、目蒲線(現多摩川線)は長く東急線の中では車両も古く、駅舎も改良がなく、今でも懐かしい木造スレート屋根の駅舎があります。その分懐かしくのどかな路線でもあります。
石川台駅 昭和2年8月開業
石川台駅は開業時は「石川」と言いましたが、現在このあたりを流れている呑川が昔、石川と呼ばれていたことからきています。この池上線を走っている車両に鋼板製の屋根が特徴のクハ385形があります。この車両は昭和27・28年に東急横浜製作所などで造られたもので、昭和48~50年に行われた車体更新で前面のライトが左右二つづつになりました。
石川台駅は改札側は平面がですがホーム後ろ側は築堤上にあります。近くには雪ヶ谷八幡神社があり石段を登ると広い境内に本殿、舞殿、斎霊殿などがあり斎霊殿の裏には7体の駒型庚申塔群、40貫の力石などがあります。
商店街も幾つかあり希望ヶ丘商店街は面白そうなお店もあり元気がありそうです。
雪が谷大塚駅 昭和8年6月開業
雪が谷大塚駅は「雪が谷」と「調布大塚」の両駅を合併して「雪ヶ谷大塚」として生まれ、昭和41年1月に現在の駅名になりました。駅名の雪ヶ谷は雪ヶ谷大田新六郎という人に「大塚」は鵜の木村の小名(狭い領地の大名)・大塚にちなんでいるようです。この駅は電車の安全運行に気を遣い緊張の連続の運転士さんと車掌さんのために途中駅での乗務員交代が見られる駅です。
駅の近くには検車区があり、電車、工事車両などが止まっています。電車の制服を着た人達が研修をしています。この線路を使い電車の折り返しなどをするようです。
今回は行きませんでしたが近くに高さ6m直径27mの円墳もあります。
御獄山駅 大正12年5月開業
御獄山駅は江戸時代に木曽の御獄神社から別れて建てられた関東地方の第一分社である御獄神社(御獄山)からつけられています。社殿のひさし部分には「浦島太郎」や「養老の滝」などの物語や古い言い伝えにつながる彫刻(区文化財指定)が見事な姿で表されています。この御獄神社の祭日はたくさんのお参りをする人たちで賑わっています。
御獄神社は彫刻が沢山彫られた引き戸が神社裏側に4面飾られています。また御獄神社講の沢山の碑が置かれています。昔は木曽へ行けない信者などで大変賑わったようです。
久が原駅 大正12年5月開業
久が原駅は開業時「末広」といい「東調布」「久が原」となり、現在の駅名になりました。久が原は燃料採集地を意味する久木からきているという説があります。スタンプになっているのはかって池上線で走っていた電車デハ3650形です。久が原が現在の駅名になった当時もこの電車が活躍していました。昭和28年に電動車となり3両編成で池上線を元気に走っていました。
駅前のライラック商店街があります。その他に昭和の暮らし博物館という昔のちゃぶ台冷蔵庫などを普通の一軒家で有料で見学させています。久が原はホームの長いベンチ位。
千鳥町駅 大正15年8月開業
すたんぷポンの解説では
千鳥町駅は開業時「慶大グランド前」といいました。千鳥というのは、昭和7年に東調布町から分かれて初めて生まれた地名です。池上線の一時代を築いた名車に3500形と言う電車がありました。デハ3450形より窓が大きく薄くなってスマートなスター的存在でした。車体は鮮やかな緑色で「海坊主」と呼ばれみんなから親しまれていました。
初めて降りた駅ですが千鳥町も特徴がない駅前です。池上線では平面駅舎は狭いホームですが車椅子用のスロープが付いています。
駅前に変わった名前の居酒屋がありました。「酔っぱらい蟹」なら知っていますが「浮かれ海老」何で付けたのか聞きたいものです。
池上駅 大正11年10月開業
池上駅の名前は池上本門寺からきています。池上は鎌倉時代の領主・池上右衛門という人の姓から生じた説や、この地が洗足池の上にあるため地名になったという説があります。池上本門寺は、日蓮上人ゆかりのお寺で、関東でも最も古い五重塔などが有名です。毎年10月12日には万燈行列のお会式が行われ、参拝者や見学者で大いに賑わっています。
駅前は縦横に商店街が幾つもあります。本門寺までの商店街はお店は参拝者を相手にしているお店が多く、石屋、仏壇屋、花屋、お土産用の煎餅、くずもち屋など他の商店街とは違います。
久しぶりに本門寺近くの蓮月で大もりを戴きました。おじちゃん・おばちゃんは元気だった。
蓮沼駅 大正11年10月開業
蓮沼駅という駅名は、蓮沼村から来ていますが、このあたりに蓮が多く生えた沼があったことによります。蓮沼駅や他の池上線の駅で電車を待っていて、全面にお化粧をしたような電車を見かけたことはありませんか?それは池上線で活躍している7600・7700系車両です。このようにお化粧をしているのは、電車の接近がよくわかるようにするためです。
池上線のホームは昔ながらのままのところも多く鉄骨などはレールの再利用などが見られます。
蒲田駅 大正11年10月開業
駅名の蒲田についてはいろいろな説がありますが一般にカマタは泥深い田のことと言われています。蒲田駅は東急全駅の中でもめずらしく目蒲線と池上線という別の路線が隣り合ったホームに並んでいます。東急2路線とJR線とが集まるターミナル駅ということもあり、通勤通学客に加え、駅ビルや駅周辺のお店を訪れる沢山の買い物客で賑わっています。
蒲田は大田区で一番大きい街です。JR東急池上線、多摩川線、少し行けば京急蒲田駅もあり商店街も沢山ありますし、JRの駅ビルが東館、西館、東急の駅ビルもあります。東京都中で大田区が商店街数が多くその中でも蒲田地区が多いようです。
この路線は五反田から蒲田まで歩いて回ったこともあり、今回は各駅停車して駅周りを巡りました。電車に乗らなければ1日もかからないのに今回は数日かけて巡りました。
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