い鉄揚げせん

今日は午前中に千葉の市原の食堂の委託を受けているゴルフ場へ行った。ＣＣの社長さんに挨拶をして厨房に行くが早いお客様が上がってきてお食事が始まりそうなので１時間半くらい時間つぶしをしなければならず五井駅方面に行って食事をすることになった。

五井駅の手前に「房の村」という道の駅みたいなものがありそこで食事をしてお土産屋を冷やかしていた。そこで目にしたのが「い鉄揚げ」というせんべいです。キャッチはいすみ鉄道を応援しよう。せんべいを買っていすみ鉄道の存続を。なんだか、銚子電鉄のぬれせんべいみたいだと思ったが試食があり食べると美味しい。応援が出来美味しければと即効でお買い上げ。

いすみ鉄道は、五井駅からの小湊鉄道の上総中野駅から大喜多経由で外房線の大原まで接続している短い三セクの鉄道です。手元の記念切符を見ると１９８８年３月２４日が開業記念になっている。私は、開業記念、１周年記念、５周年記念と持っていますが開業記念、１周年の写真は２両編成、５周年は１両編成になっています。それだけ利用人員がいなくなっているのが記念切符の写真でもわかります。

この線は元は国鉄の木原線を引き継いだ鉄道です。ＪＲになるので廃止された線を千葉県や地域の市町村が運営している電車ですから、元々難しい路線でもあります。しかし、地域には高校などもあり学生の通学、住人の通勤としての足として残されています。民間から社長を公募したりイベントを打ったり色々努力をしていました。しかし、ここの社長が前回の県知事選に前任の知事の推薦で立候補しましたがモリケンに負け、また、公募して社長を民間から迎えました。しかし、民間の力、知恵といっても法人が付いていない個人での力では限界があります。結局、この２００９年度の成績によっては廃止の検討を始めるようです。

そこで住民協力によるせんべいになったようです。ＪＲ内房線と接続している小湊鉄道の五井駅といすみ鉄道は房総半島を縦断してＪＲ外房線の大原へ行ける路線になります。しかし、小湊のやる気の無い営業方針によりいすみ鉄道の上総中野までの本数は１日５本しかありません。ですから接続が非常に悪く乗りたくてもちゃんと時刻表で確認して乗らなければなりません。いすみは接続を考えて待ち時間は少なく出来ています。

いすみはお金がないでしょうが小湊が本数の少ないので上総牛久まで乗り入れてしまうか、小湊も営業したくないようなので買い取ってしまうかの方がやる気のあるいすみにやらせた方が存続に結果的には早いような気がします。ただ小湊はディーゼル,線路幅や色々問題がありそうですが。

千葉県は結論を出す時は選挙の敵側だったけどモリケンの男気で存続をしてほしいと思います。首都圏でも廃止問題は多く出てきています。銚子電鉄、茨城交通湊線、わたらせ渓谷鉄道など。

せんべいは美味しいがせんべいで鉄道会社が維持できるとは思えない。しかし、住民パワーで動かすことも出来る。銚電のようにマスコミにのり観光客が多くなることもある。人口の少ないところは色々やっぱり問題が多く発生します。