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美術館・鉄道・お城・お相撲・お友達の話など趣味のブログです。
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今年初めての平木浮世絵美術館へお邪魔しました。今月30日(日)までの会期で「開運招福 七福神と宝船」というタイトルで開催されています。

此処の美術館は浮世絵専門です。絵の具の関係で展示は1ヶ月単位です。スペースは円形の小さな会場です。足の悪い人でも展示点数も少なく丁度良いようです。私の友人の最高齢の人とご一緒しても大丈夫でした。また、500円と値段も安い。

デメリットとしては私の場合ですが場所が離れていて一緒に何か見るやると言ったことが難しい。シネコンもあります。レストランや近くにはもんじゃの月島などもあります。でも此処では映画は見ません。そんな文句を言いながらも年に4,5回はお邪魔します。

元旦の夜(江戸後期からは2日の夜)眠りにつき初夢の吉を祈る。その枕の下には宝船の絵を敷いて寝ます。年の暮れからは「お宝、お宝」と江戸中を宝船の絵を売り歩く商売もありました。また、寺社に参詣して宝船を授かることもありました。

舟は前年の悪い事を海のかなたへ運び去り、代わって新しい年に幸をもたらしてものでした。初めは福徳を象徴するものとして稲穂が描かれていましたが米俵、財宝、七福神など舟に積まれる物が増え、にぎやかさを増していきます。

展示では浮世絵師によって描かれた七福神、伝統を守りながら趣向を凝らした宝船などをみられます。文化元年頃、大田南畝、酒井抱一、加藤千蔭などにより隅田川七福神を選定すると大変流行しました。七福神は宝船図の主要な図様になっていきました。

「なかきよの とのねふりの みなめさめなみのり ふねのおとのよきかな」と永続を想起させ縁起の良い回文を宝船には書かれます。

芸能の人々の宝船として
三代目三遊亭園馬、二代目林家染丸 十二代目片岡仁左衛門、初代橘家蔵之助。
家業繁栄祈願宝船として
下村観山、上村松園、川端龍子、竹久夢二、堂本印象、山本春挙など。
神社、お寺からの宝船や干支にちなんだ宝船などの展示です。

今年も三遊亭小金馬師匠からめでたい年賀状を戴いています。そこにも余りめでたくないけどお酒の短歌がかかれています。また毎年七福神めぐりをしています。隠れ家には七福神めぐりのめでたい色紙がこの一年守ってくれるのでしょう。

平木浮世絵美術館
http://www.ukiyoe-tokyo.or.jp/
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