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イギリスのゴールドマン氏のコレクションでとても綺麗な作品が展示されています。外国人のコレクションはとてもきれいに保存されています。まぁ外国へ行ったから戦災を逃れ現在保存されているのだが此れが日本から出ていた物と思うと悔しい。
今回は河鍋暁斎の作品です。暁斎は浮世絵師歌川国芳の門下に入りその後狩野派に学んだりしたそうです。幕末から明治を生きた天才絵師。今回は錦絵より肉筆画が多く序章から第6章までに分かれています。
序章は動物を描いた肉筆画がど~んと迫力の展示。私は鯰の曳物を引く猫たちが好き。
第一章は柿の枝に止まった鴉の墨絵、第二章は躍動するいのちで虎の掛け軸などは墨一色ながら鋭い顔つき、動きが迫力がある。「月下猛虎図」、また動物戯画が多く展示されている。
第三章幕末明治―転換期のざわめきとにぎわいー黒船来航により作品自体も変化が出る。「各国人物図」では西洋人、清人、アフリカ人、アラブ人、エスキモー人などが描かれている。此れは種本から描いた?「隅田川今戸瓦焼と渡し」では師匠の歌川国芳より上手い。「五聖奏楽図」は明治6年にキリスト禁教が解かれ十字架のイエスの下に神武天皇、孔子、孟子、釈迦が見上げている。皮肉な絵でもう一つは「盲人の書画鑑賞、囲碁」の作品など。「野菜づくし、魚介づくし」は暁斎だけでなく川端玉章、渡辺省亭などの当代の作家との共作。
右は師匠の国芳の作品
第4章は戯れる―福と笑いをもたらす守り神―「弁財天の絵を見る六福神」ではひとり毘沙門天が本を読んでいる。鍾馗様が鬼退治をする肉筆画が多い。数点貼交絵や錦絵も展示。戯画。春画も。新政府を批判した戯画も描いて捕まっても居る。
第5章は百鬼繚乱で幽霊画の展示、第6章は祈る―仏と神仙、先人への尊崇で達磨絵などの展示です。久しぶりに河鍋暁斎の此れだけの点数を見た。明治の建築家のジョサイア・コンドルも弟子になっている。今回は彼の作品は展示はない。
文化村は招待券があるのでもう一度は見に行きたいし見ごたえがあった。4月16日まで。
ここBunkamuraザ・ミュージアムも、パパリン
さんが定期的に行ってくれるので、いろいろな
絵を見る事が出来ます!
たしかに素晴らしい作品ですね!
>文化村は招待券があるのでもう一度は見に行きたいし見ごたえがあった。
この言葉で、パパリンさんの手ごたえ度が分かりますよ!
1~6章まで紹介されてますが、それぞれ違う
感性で描かれていて、見応えがありそうですもの!
おはようございます。
文化村は新しい美術館ですから三菱一号館と同じで変わった展覧会が多いです。
暁斎はその中でも一般的ですが浮世絵師から日本画家へ変貌していった明治の作家の中ではやはり私には一番優秀に見えます。
幕府の人間でしたから新政府の対しては批判の戯画も多く書いていますし捕まっても居ます。
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