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赤坂のとらやビル2階では歴史秘話20「和菓子の贈りもの」展が開催されています。和菓子の贈答にまつわる歴史上の逸話と再現したお菓子を展示しています。
和菓子を贈答する場面は歴史上にたびたび登場します。贈答が盛んになる江戸時代を中心に20のエピソードを交え資料とともに再現菓子を展示。入場無料ですがその逸話を本にした小冊子もいただける。
江戸時代は社会の安定と砂糖の流通量も多くなり国内でも製造が出来るようになり菓子の種類も多くなった。大名や公家の贈答の意匠や銘菓に趣向を凝らしたもの、地方の銘菓を将軍への献上品として、下級武士・庶民にとっても菓子は身近なものになっていきます。
贈答の機会も増え彼岸の牡丹餅、誕生祝いの饅頭、年中行事や人生儀礼に伴う贈答や手土産、見舞い品にも用いられるようになっていきます。
平安時代には藤原行成が梅の花の枝を乗せた白い包み紙に唐菓子の餅だん(へいだん)を容貌が良くないので昼間は持参できないという手紙とともに使いに清少納言に贈った。
清少納言は自分で持ってこないのはひどく冷淡に思うがと、紅梅をつけて返事する。これを読んだ行成はすぐさまやってきて「餅だん」を「冷淡」にかけた機知ある返事を褒めたという。
初代米国総領事ハリスに13代将軍家定が贈った4段重のお菓子。砂糖や米粉、果物、胡桃などで作られた日本の菓子が四段に、どの段もきれいに美しく並べられ形、色、飾りなど非常にきれいだ。これを合衆国に送ることが出来ない事を非常に残念に思うと記している。
家茂と和宮の絆を深めたお菓子、奥女中瀧山の餞別煎餅、羊羹と正月の関係、引き出物の定番三つ盛菓子、シャムの皇太子も絶賛した匠の工芸菓子、便利な菓子切手、江戸城の嘉定(江戸博でも展示)、松平春嶽の贈答、山吹色の菓子など。中々興味深い話が多い。
また餅だんもハリス献上のお菓子も昔は結構な大きさだったようです。そう言えば小さい頃葬式で配られる饅頭も大きく、甘いものが少なかった時代だったのか訳も分からず喜んでいた記憶がある。
一度行きたいと思っていた展覧会です。またこのビルの下の売店は店員さんが仰々しく応対してくれるので私には堅苦しいので赤坂へ来ても此処では買わず銀座などのデパートで購入します。
ミッドタウンの中にも「とらや」があって、そこで時々先生の署の展示会や書道のイベントをやったりするので見に行きます。数年サボていますが、近々再開しようかと思っています。
黒川家はご一新後明治天皇とともに京から上京したそうで、古郡家は京都時代から黒川家とつながりがあったそうです。そうそう、数寄屋橋にある大森が本店の葡萄屋の看板は古郡先生の師匠に当たる方が書かれたそうです。結構世間は狭いですね。
こんにちは
へぇ〜というお話ですね。葡萄屋の看板そうですか。昔は店主によって有名な人に書いてもらっていたようですね。蒲田の和菓子屋の看板は横山大観だったりします。
とらやは室町時代後期に京都で創業だそうで500年の長きに渡る事業ですね。京都店を残し天皇が東京遷都と共に東京店を創業したようですね。
また書を始めてください。ちなみにちょっと問題が出ましたが日展の招待券ご入用ならありますよ。六本木の国立新美術館です。
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